人生レコード

育児ヒント、日々の気付きなど、自分の為の備忘録。優しい夫、甘えん坊の2歳児、天真爛漫0歳児の4人家族。

こどものケア⇒この世で一番大切なもの

シェアで流れてきた、医療法人社団ワラビーこどもクリニックからの投稿。

 

この世で一番大切なもの
 ついに緊急事態宣言が解除されました。欧米のような厳しい制限ではなかったので、そう大きな変化はありませんが、気分が少し軽くなったような気がします。学校も少しづつ再開されていくようです。
 そこで、長期の休みで、体が休みに慣れてしまった生徒たちが、新学年のストレスと重なって、体調を崩すことが予想されます。長期休暇明けから不登校やうつ、自殺などが起こりやすくなってきます。お子様の不登校、うつ、自殺などを予防するために、ふだんから、特に幼児期から、ご両親は次のようなことに気を配ってあげてください。
1. お子様の前では、いつも明るく楽しく振る舞って、自分は幸せであるという姿を見せましょう。お子様にとって、ご両親の姿は自分の将来の姿としてうつります。幸せそうなご両親を見ると、自分もいつかそうなると感じて、自分に自信が持てるようになります。
2. お子様の前では、いつも身だしなみをきれいにして、素敵なお母様、お父様と思わせるようにしましょう。お母様、お父様のようになりたいと思うようになり、将来に希望が持てます。
3. お子様の前では、他人や仕事の愚痴を言ってはいけません。自分の将来が暗くなります。
4. お子様の前では、パートナーの悪口を言ってはいけません。お子様の半分はパートナーの遺伝子が入っています。パートナーの悪口を言うと半分自分の悪口を言われている気になり、自信が持てなくなります。
5. お子様はご両親の分身ではありません。成長に伴い、一つの別な立派な人格を持っていきます。自分の思う通りにはなりません。お子様の意見をよく聞き、お子様の好みや得意不得意を客観的にみて尊重してあげましょう。いうことを聞かなくなって当たり前です。逆に親御さんの言うことばかりを聞く子は、発達が心配です。反抗するようになってきたら、だんだん成長してきているのだと喜んでいいのです。
6. お子様のよい面をよく見て、いいところをたくさん褒めて伸ばしてあげましょう。お子様の悪いところばかりを指摘するのではなく、いいところを見つけて伸ばしてあげてください。悪いところを指摘されてばかりだと自分に自信がなくなります。
7. 小さなころからお子様の言うことは面倒くさがらず、できるだけ何でもすべて聞くようにしてあげましょう。そうすると、思春期になってもお話をしてくれます。小さなころのお子様の話をめんどくさがって聞かないでいると、親に話してもどうせ聞いてくれないんだと思うようになり、話さなくなります。思春期の心の問題は、親に話ができないというというところからも始まります。子供のころに話を聞いてあげてなかった子に、思春期になってから話を聞こうとしてももう話をしてくれません。
8. あなたにとって、この世の中で一番大切なものは、お子様あなた自身、でありとにかく自分を大切にしなくてはいけないということ、そして、何があっても両親はあなたの味方であり、この家はあなたを守る要塞であるので、困ったことがあったら全力であなたを守るから、何でも話すように、ということを絶えず言い聞かせておきましょう。お子様に安心感が生まれ、豊かに育ちます。